うつ病でも障害者手帳を貰えるのか

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うつ病とは、最近になって正式な病気として定着するようになった精神障害に区分される病気になります。

うつ病になる原因は、まだ正確に解明されていませんが、脳の神経の細胞同士が上手く情報を伝え合う事ができなくなり、気分・意欲・記憶に関わる感情を上手く伝えられなくっている状況を指すとされています。

少し前までは一時的に塞ぎ込んでいるだけ、精神が弱いだけ…等と言われていました。

理由としては、生きていれば、多くの人は一時的に気分が落ち込んだり、疲労で上手く感情が出せないような状態になる経験を実感したことがあるからです。

そして、大抵は時間によって回復させることができます。

一方で改善せずに、むしろ悪化して行くのがうつ病になるのですが、悪化した場合の症状の辛さが分からない健常者にとっては、うつ病を単なる落ち込みや自信の無さ、疲労程度と判断してしまいやすかったのです。

うつ病は、悪化していくと不眠、食欲・性欲の低下などに繋がって行き、日常生活に深刻な支障をだすようになっていきます。

個人差もありますが、最近では病気として正式に認められるようになってきています。

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うつ病で障害者手帳を貰うことができるか

うつ病で障害者手帳を貰う場合は、精神障害者保険福祉手帳と呼ばれるものが対象になります。

他の手帳と違って、取得後は2年ごとの更新が必要な手帳になります。

てんかんや発達障害といった先天性のものから、うつ病や統合失調症といった後天的に発症して改善する見込みがある症状もある事から更新が必要なのかもしれません。

精神障害者保険福祉手帳を貰うまでの手順

うつ病で障害者手帳を貰うには、医師に診断して貰う事が絶対に必要になります。

そして、うつ病と診断されるだけではなく、診断された日から6ヶ月経過して、病状が固定している場合に限って精神障害者保険福祉手帳の申請をする事ができます。

手帳の申請は、基本的に住んでいる地域の自治体の窓口ですることができます。地域によっては、診察に掛かった費用を助成してくれる場合もあります。

精神障害者保険福祉手帳の等級

精神障害者保険福祉手帳は、対象者の症状によって等級が振られます。1級⇒2級⇒3級と数字が少ない程に症状は重いと判断され、税の控除額や利用できる福祉サービスは変わってきます。

等級を決める症状としては、

1級:精神障害であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの(概ね障害年金1級に相当)

2級:精神障害であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの(概ね障害年金2級に相当)

3級:精神障害であって、日常生活若しくは社会生活が制限を受けるか、又は日常生活若しくは社会生活に制限を加えることを必要とする程度のもの(概ね障害年金3級に相当)

※出典:厚生労働省ホームページ みんなのメンタルヘルス総合サイト

http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/3_06notebook.html

とされています。

そのため、うつ病の場合でしたら、3級として判断される事が多いと思います。

また、症状の程度によっては申請を却下されるケースもあるので、注意する必要があります。

ただ、申請する上でデメリットもないのも事実なので、うつ病に長期的に悩まされているのでしたら試しに申請してみて良いと思います。

精神障害者保険福祉手帳のメリット

精神障害者保険福祉手帳で受けられる恩恵は税の控除と福祉サービスになります。

・所得税、住民税等の各種税の控除

・NHK受信料の減免

・バス、電車といった公営・民間の交通運賃の割引

・公共施設の利用料の割引

・携帯電話料金の割引

・障害者雇用として働ける

等級によっても控除額や受けられる福祉サービスは変わるので、自治体などに確認しておくと良いと思います。

障害者手帳のデメリット

基本的にデメリットはありません。ただ、会社で既に働いている場合は、税の控除を受けると、年末調整に障害者手帳の有無がバレることになります。

自分で確定申告をするといった手段もありますが、会社側が不自然と判断したら、調べる事は十分可能なので、バレる可能性は捨てきれないと思った方が良いです。

後は、本人の気持ち次第と言えます。

やはり、自分が「障害者」と判断される事に対して、嫌悪感を持つ人もいらっしゃいます。

ただ、重度のうつ病になると、働く事もなかなか難しくなりますし、働けても長時間の勤務は無理で、所得が落ちる人もいらっしゃいます。

生活に大きな影響が出る可能性があるのでしたら、障害者手帳の恩恵を得ることも考慮してみても良いと思います。

精神障害者福祉手帳の審査は厳しい

都道府県によっても違いはありますが、基本的に精神障害者福祉手帳 の審査は非常に厳しいです。

3級まででしたら、それ程審査は厳しくはありませんが、2級以上になると福祉サービスの一部が無料になったり、障害者年金が貰える可能性も出てくるので、その分審査も厳しくなるのは仕方無いと言えます。

また、主治医によっては、軽度のうつ病の見込み程度では診察書を出さないこともあります。

身体障害者や知的障害者と違って、判断基準が曖昧になっているので、絶対に○級になれるといった事は無く、申請してみないと結果が分からないと言えます。

ただし、税金による援助になるので、自治体側も緊張かつ厳しい目で判断するのは仕方がないと言えます。

しかし、申請してデメリットが発生する事は無いので、自分にとって必要なら申請して間違いはないと思いますよ。

また、納得の行く診察を受けられていないと判断したのでしたら、通う病院を変えるといった手段を取る事も考えるとよいと思います。

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