聴覚障害者の就職活動

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聴覚障害者は、先天性か後天性か、そして障害の程度によっても会社に配慮して貰う点も異なってくるので、就職活動の難しさも変わって来ると言えます。

若干でも聴力が残っているのでしたら、職場内でのコミュニケーション方法も大きく変わってきます。

また、後天性の場合でしたら、聴力を失った年齢によっては、発音が出来る方もいらっしゃると思います。

ただ、軽度の聴覚障害者の方が採用はされやすいですが、一方で健常者側の社員が油断して、大切な場面でお互いの意思が上手く伝わらなかったといったアクシデントが引き起こされることもあります。

また、聴覚障害者の場合は見た目は健常者と変わらないので、だからこそ職場内でトラブルが発生することもあると言えます。

そのため、軽度・重度関わらずに、やはり就職後のストレスなどを考えると、配慮が行き届いている会社に入社するべきと言えます。

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聴覚障害者は採用されやすいのか

前述したように障害の程度にもよりますが、障害者雇用枠でしたら、一方的に落とされる事は少ないのではと思います。

ただ、逆に障害者であることを隠して一般雇用として働く事は非常に難しいと言えます。

重度の場合でしたら、そもそも面接どころか、説明会などに参加しても聞き取ることができません。

また、軽度でも補聴器を使うなら障害者であることは会社にバレることになります。仮に、バレなくても前述したように意思疎通の齟齬が発生した際のリスクが非常に高いと言えます。

また、障害者雇用枠でも接客系や周りとの会話によるコミュニケーションが多く求められる肉体労働系の仕事に関しては、落とされやすいかもしれません。

会社にとって聴覚障害者を選ぶことのメリットとは

少し嫌な話を言えば、金銭面の負担が少ない点になります。

大手の場合でしたら、多数の障害者を雇う事が求められるので、バリアフリー化をせざる得ないケースもありますが、中小で法定雇用率2%を達成する義務のある会社となると、なかなかバリアフリー化が万全に整える事が難しいです。

一方で聴覚障害者の場合でしたらバリアフリー化に膨大なお金は掛かりません。

大切なのは、ハード面よりもソフト面…どれだけコミュニケーションを緊密取れるか職場で考える点になります。

口話、筆談、メール、そして手話…お互いに意思を確認し合って、誤解しないようにする事が求められます。

逆に言えば、コミュニケーションをしっかりと整えれば、業務に多少の制限は付いても、事務処理から一部の専門仕事、そしてアイデア系の仕事まで幅広くこなすことができます。

わずかな聴覚が残っているのでしたら、仕事内容は更に広がります。

そのため、比較的に企業は聴覚障害者の採用を進める傾向が強いです。

就職活動をする上で準備しておきたい事

音を聞けないので、面接時は手話の通訳をしている人、または筆談でコミュニケーションを取る必要があります。

通訳の手配に関しては、必ず用意してくれるわけではありませんし、技術職になると、専門の言葉を手話で表すのは難しくなります。

そのため、筆談を中心に面接官とやり取りができるようになっていると良いと言えます。

口語でもコミュニケーションが多少取れるなら、筆談だけに頼る必要はありませんが、その場合は、事前に何度か聞き返すことと、必要に応じて筆談をして貰うに対して了承して貰いましょう(口語による聞き間違いのリスクは予防するようにしてください)。

そして、筆談で志望動機や自己PR、そして自分のスキルや聞いておきたいことを、面接官にスムーズに読み取って貰える練習しておきましょう。

※可能なら面接時の席の距離は調整して貰ってください。距離があると、口の動きが分かりにくいですし、筆談が読めないと言ったアクシデントで時間が余計に削られるケースもあります。

加えて言えば、障害についての説明は必ず求められるので、どの程度の障害で、どのようにすれば仕事で問題ないコミュニケーションが取れるかなども、分かりやすく伝えられるように準備する事は忘れないでください。

就労移行支援事業所といった支援機関を通していれば、事前に伝わっている可能性もありますが、やはり本人の口から聞きたというのが企業の本音になります。

そのため、利用している機関のスタッフなども利用して、分かりやすく説明できるようになっておきましょう。

就職する上で注意すべきは人間関係の構築ができる職場かどうか

聴覚障害者が仕事を辞める一番の理由は、やはり人間関係…コミュニケーションに関わる点になります。

聴覚障害者の中には、人間関係の不和によって二次障害であるうつ病といった精神障害を引き起こす人もいらっしゃいます。

人間関係のトラブルに関しては、健常者ですら回避するのが難しいことから、コミュニケーションに齟齬が起こりやすい聴覚障害者は本人は勿論、会社側も配慮する必要があります。

具体的には、企業の研修や行事などでは、必要に応じて会社側が手話通訳を派遣事業に依頼してくれたり、大切な仕事の時は筆談で記録を残したり、FAXやメールで二重の確認をとる事を徹底するなどになります。

このような取り組みを、会社側が徹底してくれるような職場かどうかは、入社する前に確認するべきと言えます。

中途半端な配慮で妥協すると、何時か大きなミスの原因のリスクとなります。

特に軽度の聴覚障害ですと、周りの職員が連絡を伝えるのに手を抜くようなこともあります。結果的に伝えた、伝えてないといったトラブルに発展することもあります。

また、聴覚障害者は見た目は健常者と変わらないので、周知が徹底されていないと、連絡が上手く行かないだけではなく、声をかけた側が無視されたと感じて、いつのまに人間関係が悪くなることもあります。

コミュニケーションのトラブルは簡単に発生しするので、就職前に企業側としっかりと話し合い、就職しても大丈夫な会社か考えて下さい。

※工場や店舗勤務する場合は、視覚障害者のために、緊急時は警報だけではなく、回転灯や警告灯が設置されて気配りされているかもチェックしておくと良いと思います。

求人の探し方

ネットで障害者をターゲットにした求人サイトもありますが、必要に応じて転職エージェントなども利用して下さい。

ハローワークに相談する事も出来ますし、転職エージェントといった民間企業もあります。

障害者の求人に特化した転職エージェントでしたら、応募書類や模擬面接などもしてくれますし、障害者雇用の求人の紹介もしてくれます。

採用が決まって仕事が始まっても、定期的に面談を通じて悩みを聞いてくれることもあるので、就職活動や就職後に不安を感じているのでしたら、上手く利用してみてはどうでしょうか?

障害者雇用の求人は、どうしても一般雇用よりも閉鎖的になるので、自分で探すとなると苦労しますし、自分が働ける職場かどうか確認するにも負担が重いです。

そのため、少しでも負担を軽くして、効率よく就職活動するなら、上手く転職エージェントを利用してみて下さい。

⇒障害者の就職・転職を支援してくれる転職エージェント

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