障害者手帳があれば就職は簡単なのか

障害を抱えている人の中には、障害者手帳を持っているから、何時でも障害者雇用として募集している求人に応募すれば、働けると思っている人もいます。

特に社会人経験がある人で、一般雇用として働いていた経験がある人ですと、その経験が自信になっていることもあるので、障害者雇用の就職活動を甘く見てしまっているケースがあります。

正直に言えば、健常者と同じように働く事ができ、社会人経験があるような人程に採用されやすいのは事実です。

ただし、それは求人を選り好みしない場合になります。

そもそも、障害者雇用として採用する枠は少ないです。これは、大手でも同様です。

そして、待遇がいい障害者雇用の求人の応募条件は厳しく、競争相手も能力が高い人である可能性が高いです。

そのため、障害者手帳があるから、障害者枠で働く事は難しくないと思っていると、全く採用して貰えないという結果に直面することになると思います。

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本人の働きたいという強い気持ちも選考で重視される

障害者枠、一般枠の採用関わらずに、面接で重視される大切な要素が熱意と人柄になります。

確かに能力や障害の症状も人事側が採用するにあたって、重視する点になりますが、熱意や人柄も採用を重視する大切な点です。

障害者雇用として採用した人の離職率は決して低くありません。仮に能力の高い人を採用しても、すぐに辞められては選考に割いた時間と経費が無駄になります。

また、トラブルを起こしかねない人と一緒に働きとも思わないはずです。

そして、障害者手帳があり、ある程度の経験や能力があるから採用されるだろう…と甘い考えで、企業調査や面接の対策などを怠っていると、競争相手との熱意といった点で負けてしまう可能性は十分あります。

ただし、この辺りは、実際に就職活動をしてみないと、なかなか気づけません。そして、実際に始めてみれば、おそらく大半の人が気づく事ができると思います。

そのため、とりあえず就職活動を始めてみて、採用されることが難しいのか否か試してみた方が早いと思います。

心構えや能力、障害の症状以前に、応募しないと採用される可能性は0です。

熱意があるかどうか、自分の考えは甘いのかどうか考えて就職活動を始めなかったら、それはそれで意味がありませんよね。

働きたいという気持ちが多かれ少なかれ生まれたのでしたら、とりあえず始めてみることをオススメします。

就職活動を通して何をしたいのか考えてみる

とにかく働きたいという気持ちで就職活動することは悪くありません。

しかし、就職活動する中で、どのような仕事があるのか知り、どのような求人に応募できるのか知って行く中で、自分がどのような仕事をしたいのか考えて行くことをオススメします。

そうすれば、自然と志望動機なども自分の言葉でしっかりと伝えられるようになりますし、後悔の少ない就職をする事ができる可能性が上がると思います。

なお、健常者に近い勤務時間で働き、能力面でも問題無い人でも、やはり数十社受けて採用されないこともあります。

もちろん、応募する求人などによっても難易度は変わりますが、数社受けて採用される可能性は非常に低いと思い、諦めずに就職活動するようにしましょう。

なお、自分1人での就職活動に限界を感じていたり、もっと希望にあった求人を探した居場合は、支援機関や障害者雇用に特化した転職エージェントを利用するようにしましょう。

⇒障害者の就職・転職を支援してくれる転職エージェント

求人数が多いからといって採用されやすい訳ではない

法定雇用率を満たした障害者雇用をしないと、罰金、そして社名の公開といったリスクもあることから、障害者雇用拡大の動きはあります。

しかし、それでも障害者にとって就職活動が簡単になっているわけではありません。

チャンスが多くなっていますが、ブラック企業のように、法定雇用率を満たせればいいやと思っている企業も存在します。

そのような企業への就職でもいいというなら、簡単になっていると言えるかもしれませんが、大半の人は、ブラック企業への就職は失敗と判断すると思います。

そして、真剣に採用活動している企業は、障害の対応ができるか、すぐに辞めないか、割り振れる仕事があるか……を慎重に確認し、職場実習などを通して採用するかどうか決めると思います。

そして、条件に合わないなら1人も採用しない可能性もあります。

それだけ企業側も慎重であること忘れないようにしましょう。

採用されても働き続けることは難しい

正社員として最初から採用される可能性は低いです。基本的に、契約社員として、数カ月更新で様子を見られます。

もし、能力が足りないと判断されたり、欠勤が続く、業務態度が悪いといった問題点があれば、雇用契約が更新されないといった危険性もあります。

⇒障害者雇用で入社した後に解雇される原因

そのため、採用されたら、自分の意思で退職しなければ大丈夫と思わない方がいいです。したがって、就職した後に、社風や仕事内容が自分に合わないといったことで、仕事が思ったようにできないと、契約を更新されずに、再度就職活動する事態になることもあります。

そのため、応募する企業をしっかりと、選定しない場合のリスクもあることを覚悟するようにしましょう。

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