発達障害を抱える学生の新卒の就職活動

発達障害を抱えながら新卒の就職活動をしている人の不安としては、

・一般雇用の内定を貰う事ができるのか

・発達障害であることを企業側に伝えた方が良いのか

・障害者雇用と一般雇用のメリット・デメリット

大雑把に分けると上記のようになると思います。

高校や大学などに通い、しっかりと卒業できるのでしたら、発達障害でも軽度だったり、本人が自覚できたのもつい最近…と言う事も少なくありません(実際に働き始めて何年も経って気づく人もいらっしゃいます)。

特に軽度のADHDのみや、アスペルガー症候群のみ人は、知的な遅れなどはないので、本人の努力次第では健常者と一緒に一般雇用として働ける可能性がありますし、実際に働いている人は少なくありません。

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発達障害であることをオープンにするべきか

一般雇用の内定を目指すのでしたら、発達障害であることをオープンにせず、クローズで就職活動をする事をオススメします。

社会貢献を目標とした一部の中小企業などは別ですが、やはり一般雇用として発達障害者であることが分かっている人材を雇う事は少ないのが実状です。

そのため、一般雇用として働く場合は、発達障害を抱えていても、基本的には健常者と同じ働き方と能力を求められることを覚悟するようにしましょう(発達障害である事を伝えないので)。

なお、発達障害者の一般雇用の離職率は残念ながら高い傾向があります。

詳しくは、ADHD(注意欠陥多動性障害)でも一般雇用として採用されるのかで述べていますが、2008年の厚生労働省のアンケートでは、一般雇用で入社した発達障害者の4人1人は1年以内に辞めているという結果が出ています。

仕事をして行く中で、周りよりもミスが多いかったり、仕事を覚える速度が遅くて辛く感じる機会が増えて、退職に繋がってしまうことが多いのかもしれません。

そのため、今までの学生生活や私生活を含めて、周りと大きな差(ミスや忘れ物の量など )を感じた事がないかどうか少し振り返ってみても良いかもしれません。

障害者雇用と一般雇用の差

詳しくは発達障害者は障害者雇用枠か一般雇用枠 どちらを選ぶべきかでも述べていますが、一般雇用のデメリットとしては、やはり障害である事を隠して働くので、一切の配慮がされない点と言えます。

そのため、他の同期の新卒の人と同じよう視点から評価されます。

仕事内容とあなたがの適正がマッチしていれば問題ありませんが、ミスマッチの場合はなかなか仕事が覚えられなかったりと辛く感じるようになる可能性もあるので注意しましょう。

ただ、周りと少し話が合わない程度で問題なく働けてしまっている人がいるのも事実です。

発達障害者の離職率は高いですが、長期的に働ける人もいるので、あなた自身の判断で決めるとよいと思います。

障害者雇用のメリットとしては、障害であることをオープンにしていますし、障害者雇用として採用されるので、障害に対して配慮して貰えますし、仕事をする上でも障害を考慮した働き方を許容してくれますし、対応してくれます。

デメリットとしては、正社員からのスタートではなく、契約社員からのスタートが多い事(仕事の能力次第では正社員登用してくれる企業もあります)と、給料が一般雇用よりも低かったり、出世が難しいといった点になります。

障害を加味しても、健常者と同じかそれ以上に企業に貢献できないと、なかなか一般雇用の給料と同様の金額を貰えません、出世も出来ない事を覚悟する必要があります。

ただ、働きやすいの事実ですし、一般雇用よりも離職率は低いと言えます。

自己分析と企業調査は入念にする

健常者以上に企業の仕事内容と自分の向き不向きの適正を考える必要があります。

そのため、自己分析と企業調査は慎重に、そして時間を掛けるようにしましょう。

特に一般雇用を目指す場合は、入社した後に部門の配置換えや転勤なども企業側主導になるので、そのような可能性も考慮した企業選びが大切になります。

また、なかなか発達障害である事を前提に相談できる相手も少ないと思うので、本人の負担も重くなると思いますが、だからといって安易に就職先を選ぶ事の無いようにしましょう。

障害者雇用の就職活動でしたら、支援機関や転職エージェントもあるので、必要に応じて利用する事をオススメします。

自分で就職活動をするよりも、間に支援機関や転職エージェントが入ってくれった方が企業とのやり取りもスムーズに行うことができますし、就職後もサポートしてる事多いので、仕事の相談をする事もできます。

一般雇用と障害者雇用…発達障害者にとっては難しい選択肢ですし、オープンするにしても、クローズするにしても、それぞれメリットとデメリットがあります。

発達障害である事をオープンにした方が良いようにも感じるかもしれませんが、まだまだ理解されていない障害でもあるので、周りに隠せるなら隠した方が良い事もあります。

そのため、最後は自分自身で決めるしかないとも言えます。

⇒障害者の就職・転職を支援してくれる転職エージェント

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