精神障害者だが再就職したい

精神障害者に限った話ではありませんが、障害を抱えながらの始めての仕事でしたら、やはり最初から週5日勤務1日7~8時間勤務(休憩時間は含めていません)はリスクが高いと言えるかもしれません。

うつ病や統合失調症といった精神障害の場合は、調子の波があるので、どうしても朝出勤したくないという気持ちになったり、仕事の疲労で調子を崩すリスクがあります。

特に勤務を始めたばかりの頃は、慣れない環境でストレスが否応なしに溜まります。実際に、精神障害者の障害者雇用は仕事にある程度慣れるのに必要な期間とされる3ヶ月~半年間が大きな壁ともされることがあります。

逆にその壁を突破して安定し働けるようになれば、健常者同様に、またはそれ以上に決まった時間通りに出勤できるサイクルを作ってくれるケースもあります(環境の変化などが起きなければ)。

そのため、最初の内は短時間勤務から始めて、様子を見ながら徐々に勤務時間を増やして貰えるよう柔軟に対応して貰える職場で働く方が、障害者雇用として長期的に働ける可能性を引き上げてくれると思います。

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再就職先の職場を探すには

残念ながら短時間勤務を許容できる企業はそれ程多くありません。

法定雇用率の算定では、「30時間以上」と「20時間以上と30時間未満」でカウントが変るからです。後者の場合は、本来のカウント数の半分程になります。

そして、20時間未満だと、そもそもカウントされません。

また、20時間以上~30時間未満を許容している会社も残念ながら多い訳ではありません。理由としては、やはり人件費の問題、そして勤務時間が短いことによる安定した戦力として見込みにくい点があります。

仕事に慣れ始めたら勤務時間を増やして貰っていいと労働者側が思っても、事業主側からしたら本当に30時間以上働けるようになるのか、もしかしたら週に20時間以上働くのも難しくなるのではという不安を払拭させる事が出来ない事が多いからです。

そもそも、健常者でも新卒として入社した人が直ぐに辞めたり、出勤しなくなることもあるのでしたら、やはり面接時の決意表明だけでは事業主側の不安を解消することができないのが実状と言えます。

そのため、再就職先を探すなら支援機関を利用したり、作業所で職業訓練などを積むのも一つの手段です。

就労移行支援事業所といった支援機関で就職活動のサポートをして貰って、支援機関に「この人は適切な配慮をして貰えば問題なく働けますよ」とお墨付きを貰った上で、支援機関が抱えている企業の求人に紹介して貰うのです。

その場合でしたら、企業側も安心して選考をする事が出来ます。

後は、賃金は落ちますが、作業所などで真面目に出勤して仕事をすることで、実績を作ることも一つの選択肢です。

詳しくは就労継続支援事業A型とB型の違いで述べているので参考にしてみてください。

どのような職場が働きやすいのか

働きやすい再就職先の職場としては、特例子会社が挙げられます。

詳しくは特例子会社は障害者にとって働きやすいのかで述べていますが、簡単に言えば大手のグループ会社が設立している障害者雇用の人に働いて貰うための子会社と言えます。

そのため、バリアフリー化が充実していたり、仕事に関しても会社側がしっかりと分類・マニュアル化されている事が多いので、仕事に慣れやすいといったメリットがあります。

また、障害者の方も多いので仲間を作りやすいですし、健常者の方も障害に関する理解を積極的にしてくれる人が配置されている可能性が高いです。

そのため、非常に働きやすいと言えます。

ただし、特例子会社に関しては競争率が高い傾向があるので、誰でも簡単に働ける訳ではないので注意が必要です。

特例子会社以外でも、やはり資金が潤沢で人手が多い大手の方が設備面やシフトの柔軟性でも働きやすいと言えます。

ただ、やはり競争率は高い傾向があるのがネックと言えます。

中小企業の場合でしたら、昔から障害者雇用をしているような会社が良いと思います。社員数は少なくても継続的に障害者雇用をしている職場でしたら、理解を示してくれると思いますし、社員数が少ないからこそ、一人一人が気にかけてくれることも多いです。

そのため、中小企業だから大手よりも働きにくいとは思いこまない方が良いかもしれません。

逆に働きにくい可能性のある職場としては、やはり障害者雇用の実績が少ない企業になります。

支援機関を通すことで企業側も専門の人にアドバイスを受けながら障害者雇用を進めていく姿勢なら良いのですが、そのようなこともせずに、自分達のみで採用をし、実績も少ない企業に就職すると、全く配慮して貰えなかったり、職場の理解も得られない可能性があります。

そのため、リスクを減らすなら、支援機関などを通さず、実績も不透明な会社に求人の応募をすることは避けた方が良いと思います。

また、大手でも必ずしも障害者雇用のノウハウが豊富でない可能性があります。特に精神障害の採用は身体障害者や知的障害者と比較すると就職者が少ない傾向があるので、大手側も参考にする例が少なく、ノウハウが不足している事が多いです。

そのため、大手だからといって必ずしも安心して働けると思わない方が良いです。

ただ、完璧に精神障害者が働きやすい職場を環境を整えている職場自体少ないです…といよりも、実例のモデルが多い身体障害者や知的障害者対する配慮に関しても完璧は不可能です。

したがって、企業側がしっかりと理解を示してくれる会社で、あなた自身から配慮して欲しい点を伝えていく姿勢も大事になります。ただ、度を超すと我儘と受け取られる可能性があります。

そのため、支援機関などを通して相談し、その上で会社に伝えるようにして、お互いに理解し合えるような再就職先で働けるように心がけましょう。

⇒障害者の就職をサポートする支援機関と転職エージェント

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