障害者の面接対策

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障害を抱えている人、健常者関わらずに採用の選考で一番緊張するのが、面接になると思います。

抱える障害によっては、自分の意思を伝えるだけでも、苦労する人もいらっしゃると思います。

ただし、緊張をしているのは、人事の採用担当者も同様です。

大手の場合でも、一般雇用よりも障害者雇用の採用面接をする回数の方が圧倒的に少ないですし、採用した実績の少ない障害を抱えているでしたら、どのような点に注意して面接すれば良いのか悩んでいる人も多いです。

そのため、大手・中小企業関わらず、障害者雇用の面接は非常に慎重になりやすいです。

一方で、会社側が絶対に確認したい質問も決まって来るので、面接を受ける障害者側としては対策をしやすいとも言えるかもしれません。

面接官が確認する点

面接をする上で考えて欲しいのは、やはり面接官は「何を知りたいのか」を考えることになります。

そして、良くも悪くも面接は「障害」が中心になる事が多いです。そのため、面接を受ける側もどれだけ障害を抱えながらでも、仕事ができる事をアピールができるかが面接を突破する上で大切になります。

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具体的な面接官が知りたい点としては

・就職したいという意欲

・企業への志望動機

・働くための最低限の準備が整っているのか

・社会経験があれば前職の仕事内容と退職理由

・障害の状態、必要な配慮、仕事への影響など(後述で詳しく説明します)

質問の仕方は様々ですが、基本的には上記の思惑が隠れているケースがあります。

どの質問にも共通しているのは、ネガティブな発言で終わらない点です。障害に関わる点になると、どうしてもネガティブな発言になる人もいらっしゃいますが、前向きに仕事に取り組んでいく印象を与える事を心掛けてください。

それでは、個別に述べて行きたいと思います。

就職したいという意欲

直接「なぜ就職しようと思ったか?」と聞かれる事は少なく、質問全体を通して就職して働いて行く事に対する前向きな意欲を確認する面接官は多いです。

残念ながら障害を抱えている人の定着率は、それ程高くありません。一番離職率が高い精神障害を抱えている人になると、半年で半数近くが退職する調査結果も出ています。

一概に障害者雇用枠で入社した社員側が悪い訳ケースだけではありませんが、一方で就職して働きたくないので求人に応募して面接を受ける人もいらっしゃいます。

理由としては、障害者が自分から働きたいと思って応募したのではなく、周りの家族などが無理に背中を押しているケースがあるからです。

そのため、面接官は質問を通して、本人の就職に向けての意欲を確認しようとしてきます。

対策としては、面接に向けて本気で取り組むことを忘れない事です。

事前に「面接に向けての準備を徹底している=就職のために本気で活動している」と会社側は思ってくれます。

また、支援学校にもサボらずに通って、支援スタッフと応募書類・面接の対策をしていれば、「休まずに就職に向けて努力している」ことが会社にも伝わり、短期離職の不安を解消してくれます。

絶対にやってはいけないのは、何も対策せずに面接を受けることです。

素の自分を出せば良いと述べる人もいらっしゃいますが、障害を抱えている人どころから、健常者ですら、自分の考えを口や文字にして伝えるのは非常に難しいです。

特に障害に関する説明など対策をしないと、まずスムーズに伝える事なんてできません。そして、そのような説明ができない時点で「準備不足=就職する意思がない」と思われるので注意してください。

企業の志望動機

企業の志望動機は、あなたが応募した企業に熱意を伝えられる大切な回答と言えます。

求人を選定する際に、必ず自己分析をして、得意なこと、苦手なことを、障害を考慮した上で従事できる仕事などを挙げた上で、自分に合う企業を選んで応募していると思います。

また、ハローワークや就労移行支援事業所といった支援機関を利用して紹介されているのでしたら、あなたの自己分析を考慮した上で、厳選して選んでいるはずです。

その選んだ理由を分かりやすく伝えるようにしてください(業務内容に関わる事は最低限回答に含ませた方が良いと思います)。

もしかしたら、「他の企業でも当てはまる条件があるのでは?」と聞かれるかもしれないので、事前に他の第二・第三志望の会社と比較しておいても良いと思います。

働くための最低限の準備が整っているのか

最低限の準備とは、マナーや仕事をする上で生活のリズムなどになります。

具体的に

・挨拶

・受付から面接終了までの態度と最低限社会人として働いて行くマナー

・対人能力(人と眼を合わさせて話せるか)

・定時出勤できるのか

・勤務時間中集中して仕事に取り組めるか

・企業側が用意している仕事に適性があるか

他にもありますが、大切なの上記の項目になります。

定時出勤は、病院の通院や障害によっても変わってきますが、企業側が納得できる出勤ができるかになります。

挨拶や他者に対する最低限の会話やマナーも会社が1から指導するのは非常に負担になるので、事前に身に付けておくべき点と言えます。

なお、面接だけでは判断できない点も含まれていますが(集中力や適性など)、それらは就労移行支援事業所といった支援機関から情報を聞いたり、実習やインターシップを通して確認するケースが多いです。

または、実習やインターシップをした上で、採用するか否かの最終判断を下す会社も増えています。

抱える障害や先天性、または後天性かでも特別対策が不要な人もいれば、必要な人もいらっしゃると思うので、家族や支援機関のスタッフと相談した上で準備を進めるようにしてください。

社会経験があれば前職の仕事内容と退職理由

社会経験があるのでしたら、前職の仕事内容と退職理由は聞かれると思います。

障害が直接的に仕事能力を落とさないのでしたら、企業にとっては前職仕事内容は今後任させて行く仕事にも関わるので気になる点と言えます。

特に技術職として働くのでしたら、入念な準備をしておく必要があります。

退職の理由に関しては、障害が理由かもしれませんが、出来る限りネガティブな発言にならないようしてください。

そして、前向きな意見で、応募した企業で働いて行きたい気持ちに繋げると良いと思います。

ネガティブかポジティブかでも、企業としては面接している人物の定着率や仕事に対するやる気を判断できるので、前向きな姿勢で説明するように心掛けましょう。

障害の状態、必要な配慮、仕事への影響など

支援機関を通していれば、ある程度の事情を会社側は知っていると思いますが、本人の口から聞きたいというのが本音と言えます。

その場で考えて説明するのは難しいと思うので、事前に分かりやすく説明できるように準備する事が大切です。

具体的な流れとしては、抱えている障害の名称や障害の重さ、そして仕事をする上での影響と服薬や病院の治療内容、最後に会社側に配慮して欲しい点といった順番になります。

おそらく、仕事への影響と配慮の点に関しては、詳しく説明を求めらえることになるので、事前に質問されやすい点を考えて対策しておいてください。

戸惑ってしまうと、会社側も不安になるので注意してください。

そのため、やはり支援機関のスタッフなどと事前に相談して準備しておくと安心できると言えます。

大切なの就職に対する意欲

意欲は言葉で伝えるだけではなく、職業訓練校や就労移行支援事業所といった支援機関を通してスキルを必死になって取得する姿勢なども考慮されます。

また、最近は実習やインターシップを取り入れている会社もあるので、そこで無断欠勤や遅刻せず、前向きに仕事をして行く姿勢なども見られます。

面接の内容からでも判断しようと企業はしますが、やはり面接の内容だけでは完璧に判断する事ができないのも事実です。

そのため、選考を受ける上で、本気で就職したいといった気持ちを面接だけではなく、準備、実習などからでも伝えられるようにしましょう。

⇒障害者の就職を支援してくれる機関

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